遺影とは?

遺影(いえい)とは、故人の姿を写した写真のことです。葬儀の祭壇に飾り、その後も自宅で、家族が手を合わせながら故人をしのぶ写真として大切にされます。

遺影は、写真館で撮った特別な写真でなくても構いません。今は、スマホで撮った写真や旅行先のスナップなど、お手元の写真から作るのが一般的です。

このページは、遺影について知っておきたいことを1ページにまとめた総まとめです。意味や読み方から、写真の選び方、サイズ、背景と服装、飾り方、処分までを順に説明します。くわしく知りたい所には、それぞれの記事へのリンクを付けました。

公園で撮った、淡い藤色のカーディガンの銀髪の女性のスナップ写真(架空の人物)
元の写真
同じ女性の写真(架空の人物)。背景を無地のグレーに替え、服は普段着のまま
背景を整える
同じ女性の遺影の見本(架空の人物)。服を黒の喪服に整え、背景は無地のグレー
服を整える
同じ女性の遺影の見本(架空の人物)。黒の額に入れた完成の形
額に入れて完成
ふだんのスナップ写真が、遺影になるまでの見本(架空の人物)

この記事でわかること

  • 遺影の読み方・意味と、遺影が飾られる場面
  • 遺影を用意する時期と、写真の選び方・作り方
  • サイズ・背景・服装・額縁・リボンの考え方
  • 飾り方と、いつまで飾るか、処分のしかた
  • 元気なうちに遺影を用意してもよいか

遺影とは?読み方・意味・いつから

遺影(いえい)とは、葬儀の祭壇に飾り、その後も家族が手を合わせる、故人の写真のことです。読み方は「いえい」で、「遺」は残す、「影」は姿やおもかげを表す字とされます。「遺影写真」や「遺影の写真」と呼ぶこともあり、どれも同じものを指します。

遺影の由来は、はっきりとは分かっていません。写真が広まる前は、故人の姿を絵に描いて飾ったと言われます。写真が広まった明治以降に、葬儀で写真を飾る習わしが広がったとされます。

葬儀の祭壇で

参列される方が、故人のお顔を見てお別れをするための写真です。祭壇の中央の上の方に、額に入れて飾ります。

四十九日まで

自宅の後飾り祭壇に、ご遺骨や白木の位牌と一緒に飾るのが一般的です。毎日お線香をあげて、手を合わせます。

その後の暮らしの中で

仏壇のそばやリビングの棚などに飾られます。家族が故人をしのび、手を合わせる写真として、長く大切にされます。

遺影は、位牌のように魂が宿るものとは、一般には考えられていません。故人をしのぶための写真と考えられています。そのため、飾り方や手放し方にも、厳しい決まりはありません。

四つ切の写真を黒の額に入れた、銀髪の女性の遺影の見本(架空の人物)。背景は無地のグレー
祭壇用(四つ切の額)
同じ女性の小さい遺影の見本(架空の人物)。背景は藤色で、白い写真立てに入れたもの
手元用(写真立て)
祭壇に飾る大きな遺影と、葬儀の後に手元に置く小さな遺影(架空の人物)

ここから先は、遺影を用意する順番に、知っておきたいことをまとめます。

遺影はいつまでに用意する?

祭壇に飾る遺影は、通夜が始まる前までに必要です。通夜は、亡くなった翌日か翌々日に行われることが多いようです。葬儀社に頼む場合は、写真を渡す締め切りがあります。

そのため、葬儀社との最初の打ち合わせで、遺影の締め切りと渡し方を聞いておくと安心です。写真の候補は、家族で手分けして、早めに集めます。

  1. 葬儀社に、遺影の締め切りと渡し方を聞く
  2. 家族で手分けして、候補の写真を集める
  3. 候補を2〜3枚に絞り、遺影の形にした仕上がりを見比べる
  4. 写真を決めて、葬儀社に渡す

データを持ち込めるか

自分で作った画像を持ち込めるかは、葬儀社によって違います。持ち込めない場合は、写真のプリントを渡します。

必要な大きさ

祭壇の作りや額によって、必要な大きさが決まっていることがあります。作り始める前に確かめておくと、二度手間になりません。

印刷の締め切り

通夜の前日や当日の朝になることもあるようです。印刷や額に入れる作業には、日数がかかることがあります。

通夜に間に合わせるための確かめ方は、遺影の作り方の記事でくわしく説明しています。

遺影写真の選び方

遺影の写真は、お顔が大きくはっきり写り、その方らしい表情の写真を選びます。「何年前まで」という決まりはありません。参列される方が見て、すぐにご本人だと分かる写真が目安です。

  • お顔が大きく、ピントが合っている
  • 正面に近い向きで、両目が写っている
  • 明るい場所で撮られていて、顔に濃い影がない
  • その方らしい表情(笑顔でも、穏やかな表情でも)
青い背景で正面を向き、明るく写った白髪の男性の写真の見本(架空の人物)
正面に近く、明るい
居間で、薄紫のカーディガンを着て笑う白髪の女性の写真の見本(架空の人物)
笑顔で、お顔がはっきり
遺影に向いている写真の見本(架空の人物)

一般には、参列される方の記憶に近い、なるべく最近の写真が選ばれます。一方で、元気だったころの写真や、ご本人が気に入っていた写真を選ぶこともよくあります。

避けた方がよい写真

法律や宗教上の禁止ではありませんが、遺影にすると困りやすい写真があります。次のような写真は、ほかに写真がないか、もう一度探してみてください。

  • ピントが合っていない写真や、お顔が小さい写真は、大きくすると粗くなります
  • サングラスや、顔が隠れる帽子の写真は、目元が見えません
  • 他の人が大きく重なっている写真は、自然に整えにくくなります
白髪の女性の写真をぼかして、ピントが合っていない状態にした見本(架空の人物)
ピントが合っていない
お顔が小さく写った白髪の女性の写真を引き伸ばして、粗くなった状態の見本(架空の人物)
お顔が小さく、粗い
避けた方がよい写真の見本(架空の人物の写真を、ぼかし・縮小して作ったもの)

遺影の写真をどうするか迷ったとき

ふさわしい写真が見つからないときは、スマホのアルバムや、旅行・お祝いの席の写真から探します。アルバムのプリントや、免許証の顔写真も使えます。

何人かで写った写真からも、ご本人だけを切り出して作れることが多いです。ただし、お顔が小さく写っていると、仕上がりが粗くなります。

庭園で、銀髪の女性と家族3人が並んで写った横長の写真(架空の人物)
家族4人の写真
同じ写真から、銀髪の女性ひとりを切り出したもの(架空の人物)
1人を切り出す
切り出した女性の写真(架空の人物)。背景を無地のグレーに整えたもの
背景を整える
何人かで写った写真から、ご本人だけを切り出して整えた見本(架空の人物)

写真を選ぶときの考え方は、遺影の写真の選び方とタブーの記事で、くわしく説明しています。

遺影の作り方と依頼先

遺影を作る方法は、葬儀社・写真店に頼む、自分でアプリを使う、オンラインで作るの3つです。どの方法で作っても、遺影として飾ることに違いはありません。通夜に間に合うかと、仕上がりを前もって見られるかで選ぶと、決めやすくなります。

葬儀社・写真店に頼む

  • 向いている方:葬儀の準備と一緒に任せたい方
  • 良いところ:額に入れた形で受け取れる
  • 気をつけること:仕上がりまでに日数がかかることがある

自分でアプリを使って作る

  • 向いている方:写真の加工に慣れていて、時間に余裕がある方
  • 良いところ:明るさや傾きを思うとおりに直せる
  • 気をつけること:髪のまわりの切り抜きや、礼服への着せ替えは難しい

オンラインで作る

  • 向いている方:夜中や打ち合わせの合間に進めたい方
  • 良いところ:写真を選ぶだけで、遺影の形の画像が仕上がる
  • 気をつけること:印刷と額縁は、別に手配することが多い

費用は、頼む先と、額縁や印刷を含むかどうかで大きく変わります。まずは、葬儀の見積もりに遺影が含まれているかを確かめます。含まれていれば、ほかで作り直す必要がないこともあります。

費用の内訳や、比べるときに見る点は、遺影写真の料金相場の記事にまとめています。

遺影館でお作りするとき

遺影館では、お手元の写真を選ぶと、5種類の仕上がりをその場でお作りします(目安 約5分)。お支払いの前に、ご家族で見比べて決められます。

  • 背景:「淡い花」「無地グレー」「元のまま」
  • 服装:元のお召し物のまま、または礼服(女性は喪服)
  • 表情:「元のまま」「ほほえみ」「笑顔」
  • お渡し:四つ切用・L判用・スマホの待ち受け用の画像のデータ
紺のカーディガンを着た白髪の女性の写真を、元の服装・背景のまま遺影の形に整えた見本(架空の人物)
元のまま
同じ方を、無地グレーの背景・黒の喪服にした遺影の見本(架空の人物)
無地グレー・喪服
同じ方を、ほほえんだ表情・黒の喪服にした遺影の見本(架空の人物)
ほほえみ・喪服
1枚の写真から作った、遺影の形の見本(架空の人物)

仕上がりを確かめるまでは無料です(1日2回まで)。お申し込みの料金は、一律3,000円(税込)で、写真の状態や古さで変わりません。印刷と額縁は含まれません。

遺影のサイズ

遺影の大きさは、祭壇に飾るものは四つ切、焼香台や自宅に置くものはL判や2L判がよく使われます。大きさに、法律や宗派の決まりはありません。葬儀社が、祭壇の遺影の大きさを決めていることもあります。

四つ切(254×305mm)

祭壇の遺影で、いちばん多い大きさです。葬儀の後に、自宅の壁に掛けて飾る方もいます。

A4(210×297mm)・六つ切(203×254mm)

四つ切より少し小さい大きさです。小さめの祭壇や、自宅に飾るときに使われます。

L判(89×127mm)・2L判(127×178mm)

焼香台や仏壇のそば、棚に置く小さい遺影の大きさです。写真立てに入れやすく、葬儀の後に飾る遺影として選ばれます。

スマホの待ち受け

スマホの画面の形に合わせた、縦に長い画像です。いつでもお顔を見られ、遠くのご親族と分け合うのにも使えます。

四つ切の写真を黒の額に入れた、銀髪の女性の遺影の見本(架空の人物)
祭壇用(四つ切)
同じ女性の遺影を、L判の写真として木目の額に入れた見本(架空の人物)
手元用(L判)
同じ女性の遺影を、スマホの待ち受けにした見本(架空の人物)
待ち受け
同じ遺影を、四つ切・L判・スマホの待ち受けの形にした見本(架空の人物)

きれいに印刷するには、元の画像の画素数が足りているかも大切です。目安は、四つ切で3500×4200画素、L判で1226×1750画素ほどとされます。お顔が大きく写った写真を選ぶことが、画素数と同じくらい大切です。

四つ切とL判は、縦と横の長さの比が違います。そのまま縮めると、頭の上や左右が切れることがあります。小さい遺影は、L判の比に合わせた画像を使うと安心です。

大きさの一覧や計算のしかたは、遺影の写真サイズの記事で、くわしく説明しています。

遺影の背景と服装

遺影の背景と服装に、決まりはありません。背景は、無地のグレーや淡い色、淡い花の柄などが選ばれ、服装は、礼服や喪服でも普段着でも構いません。大切なのは、その方らしく見えて、お顔がはっきり分かることです。

銀髪の女性の遺影の見本(架空の人物)。黒の喪服で、背景は無地のグレー
無地のグレー
同じ女性の遺影の見本(架空の人物)。背景を淡い水色に替えたもの
淡い水色
同じ女性の遺影の見本(架空の人物)。背景を藤色(薄い紫)に替えたもの
藤色
同じ女性の遺影の見本(架空の人物)。背景を淡いピンクの花の柄に替えたもの
淡い花の柄
同じ人物で、背景だけを替えた見本(架空の人物)

無地のグレー

落ち着いた、きちんとした印象です。黒い礼服や喪服とよく合い、迷ったときに選びやすい色です。

淡い水色・淡いピンク・藤色

やさしく、明るい印象になります。笑顔やほほえみの表情とよく合います。

淡い花の柄

華やかで、やさしい印象です。花の色が濃すぎると、お顔が目立たなくなります。淡い色の花がおすすめです。

避けた方がよいとされる背景

服と同じ暗い色や、お顔より目立つ強い色・柄は、避けた方がよいとされます。地域やお寺によって考え方が違うこともあります。

服装は、黒の礼服(女性は喪服)が多い一方で、ご本人がよく着ていた普段着のまま、遺影にする方も増えています。元の写真が着物なら、そのまま遺影にできます。迷ったときは、両方を作って見比べると、決めやすくなります。

淡い藤色のカーディガンの、銀髪の女性の遺影の見本(架空の人物)。背景は無地のグレー
普段着
同じ女性の遺影の見本(架空の人物)。黒の洋装の喪服で、背景は無地のグレー
洋装の喪服
同じ女性の遺影の見本(架空の人物)。着物の喪服で、背景は無地のグレー
着物の喪服
同じ女性の遺影の見本(架空の人物)。黒の喪服で、笑顔の表情
笑顔
同じ人物で、服装・表情だけを替えた見本(背景は無地のグレー。架空の人物)

表情は、落ち着いた表情、ほほえみ、笑顔のどれを選んでも失礼にはなりません。最近は、笑顔の遺影もよく選ばれます。

背景の選び方は遺影の背景の色、服装と表情は遺影の服装と表情の記事で、くわしく説明しています。

額縁とリボン

遺影の額縁に、決まった色や形はなく、葬儀では黒い額がよく使われます。葬儀の後の自宅では、木目や白、淡い色など、お部屋に合う額を選ぶ方も増えています。額は、中に入れる写真の大きさに合わせて選びます。

黒の額に入れた、銀髪の女性の遺影の見本(架空の人物)。背景は無地のグレー
黒の額
木目の額に入れた、同じ女性の同じ遺影の見本(架空の人物)
木目の額
白い額に入れた、同じ女性の同じ遺影の見本(架空の人物)
白の額
淡い紫の額に入れた、同じ女性の同じ遺影の見本(架空の人物)
淡い紫の額
同じ遺影を、黒・木目・白・淡い紫の額に入れた見本(架空の人物)

黒の額

改まった、引き締まった印象です。葬儀の祭壇でいちばん多く使われ、葬儀の後も飾り続けやすい色です。

木目の額

あたたかく、やわらかい印象です。和室にも洋室にもなじみ、自宅用として選ばれることが多い額です。

白や淡い色の額

明るく、やさしい印象です。淡い色の背景や笑顔の遺影と、よく合います。

黒いリボンは、葬儀のときに、額の上の角などに掛けることがあります。四十九日の法要の後に外す方が多いようですが、決まりはありません。地域やお寺によって考え方が違うので、気になるときは、葬儀社やお寺に確かめてください。

黒の額の上の両角に黒いリボンを掛けた、銀髪の女性の遺影の見本(架空の人物)
上の両角に掛ける
黒の額の上の真ん中に黒いリボンを蝶結びにした、同じ女性の遺影の見本(架空の人物)
上の真ん中に蝶結び
黒いリボンの掛け方の例(架空の人物)
  • 額の呼び方は、写真の大きさと違うことがあります。「八〇(はちまる)」「太子(たいし)」などは、商品の説明で入る写真の大きさを確かめます
  • 額の前面の板は、ガラスのほか、割れにくい樹脂の板もあります
  • 遺影館では額縁を扱っていません。額縁は、お近くのお店などでご用意ください

額の色・大きさ・素材の選び方は、遺影の額縁の選び方の記事で、くわしく説明しています。

遺影の飾り方

遺影の飾り方に、全国共通の決まりはなく、家族が手を合わせやすい場所に飾れば大丈夫です。四十九日までは、自宅の後飾り祭壇に飾るのが一般的です。その後は、仏壇のそばや長押、リビングの棚などに飾られます。

四十九日まで

後飾り祭壇の上の段に、ご遺骨や位牌と一緒に飾ることが多いです。後飾り祭壇は、葬儀社が用意してくれることが多くあります。

四十九日を過ぎたら

後飾り祭壇を片付けて、仏壇のそばなどへ移す方が多いようです。仏間の長押に掛けるときは、長押用の金具でしっかり固定します。

仏壇がない家

棚やチェストの上に、小さい遺影とお花を飾る方もいます。写真立ての小さい遺影なら、場所を取りません。

複数の遺影を並べるとき

向かって右から、亡くなった順に並べる飾り方がよく知られています。並べる順番は、地域やご家庭によって違うことがあります。

木の棚の上に、花を挿した花瓶と一緒に置いた、銀髪の女性の小さい遺影の見本(架空の人物)
棚に飾った小さい遺影
木の棚に、花と一緒に飾った小さい遺影の見本(架空の人物)

仏壇の中や真上に遺影を飾るのは、避ける方が多いようですが、絶対の決まりではありません。宗派やお寺によって考え方が違うので、気になるときは、お寺に確かめてください。

  • 直射日光が当たる場所は、写真が色あせやすくなります
  • 湿気の多い場所や、エアコンの風が直接当たる場所は、額の中にくもりが出ることがあります
  • 落ちやすい場所や、寝ている頭の真上は、避ける方が多いようです

部屋ごとの飾り方や、並べる順番は、遺影の飾り方と飾る場所の記事で、くわしく説明しています。

遺影はいつまで飾る?

遺影を飾る期間に決まりはなく、ずっと飾っても、区切りでしまっても問題ありません。多くのご家庭では、法要などの区切りに合わせて、飾り方を見直しています。大きい遺影をしまい、小さい遺影に切り替える方もいます。

四十九日(忌明け)

後飾り祭壇を片付ける区切りです。遺影は、仏壇のそばなどに移して飾り続ける方が多くいます。黒いリボンも、このころに外す方が多いようです。

一周忌・三回忌

大きい遺影をしまって、小さい遺影に切り替える区切りにする方もいます。もちろん、そのまま飾り続けても問題ありません。

三十三回忌(弔い上げ)

年忌法要を締めくくる区切りとされることが多い法要です。この区切りで、遺影の扱いを見直す方もいます。

弔い上げとする年は、宗派や地域によって違うことがあります。気になる場合は、お付き合いのあるお寺に確かめてください。

無地グレーの背景で礼服を着た白髪の男性の遺影を黒の額に入れ、上の両角に黒いリボンを掛けた図(架空の人物)
リボンあり
同じ白髪の男性の遺影の額から、黒いリボンを外した図(架空の人物)
リボンなし
黒いリボンを掛けた遺影と、外した遺影の見本(架空の人物)

大きい遺影をしまうときは、包んで、湿気と直射日光を避けて、立てて保管します。お盆や法事のときだけ出して飾る方もいます。しまった後も、ときどき出して、くもりやカビが出ていないかを確かめると安心です。

  • 額のまま、柔らかい布や紙で包みます
  • 押し入れの下の段など、湿気がたまりやすい場所は避けます
  • 平らに重ねず、箱に入れて立てて保管します
  • 写真をスマホで撮って、画像のデータでも残しておきます

区切りごとの考え方や、しまい方は、遺影はいつまで飾る?の記事で、くわしく説明しています。

遺影の処分

遺影は、処分しても失礼にはあたらないと考えられています。法律や宗教のうえで、処分してはいけないという決まりはありません。ただ、そのままごみに出すことに抵抗を感じる方も多いので、気持ちの区切りがつく方法を選びます。

お寺や神社でお焚き上げ

供養をしてから、焼いてもらえます。気持ちの区切りが、いちばんつきやすい方法です。受け付けているかは、先に確かめます。

お焚き上げの代行

郵送で受け付けている寺社や業者に送ります。近くに頼めるお寺がないときに向いています。

葬儀社や遺品整理の業者

引き取りや供養を受け付けていることがあります。実家の片付けなど、ほかの遺品とまとめて頼めます。

自分で処分する

額から外し、清めて、白い紙や布で包み、お住まいの自治体の決まりに従って出します。

宗派によって、考え方が違うことがあります。お付き合いのあるお寺・神社・教会に確かめるのが確実です。

手放す前に、写真を小さく残しておく方法もあります。L判の小さい遺影にして飾ったり、スマホの待ち受けにしたりできます。手放すことへのうしろめたさも、やわらぎやすくなります。

色あせた古い大きな遺影の見本(架空の人物)。銀髪の女性で、黒の額の上の両角に黒いリボンを掛けている
古い大きな遺影
同じ女性の遺影を、L判の写真として木目の額に入れた小さい遺影の見本(架空の人物)
小さい遺影(L判)
古い大きな遺影を、小さい遺影にして残した見本(架空の人物)
  1. 写真を残すかどうかを決める(スマホで撮っておくだけでも、お顔を残せます)
  2. 額の裏や台紙の間に、手紙やメモが挟まっていないかを見る
  3. 手放す方法を決める(受け付けの条件や日にちも確かめる)

処分の方法や、手放す前の確かめ方は、遺影の処分のしかたの記事で、くわしく説明しています。小さく残す方法は、遺影を小さくしたいの記事にまとめました。

生前に遺影を用意する

遺影は、元気なうちに準備しておいても構いません。「生前に遺影を用意すると縁起が悪い」と気にする方もいますが、そのような決まりはありません。ご本人が気に入った写真を選んでおくと、ご家族は迷わずにすみます。

  • 気に入った写真を選んで、元の画質のまま家族にも送っておく
  • 好みの背景や、服装、表情を、家族に伝えておく
  • エンディングノートに、遺影にしたい写真を書いておく
  • 写真館で、遺影のための写真を撮っておく(生前撮影)
銀髪の女性の遺影の見本(架空の人物)。落ち着いた表情で、黒の喪服、背景は無地のグレー
落ち着いた表情
同じ女性の遺影の見本(架空の人物)。笑顔の表情で、黒の喪服、背景は無地のグレー
笑顔
同じ人物の、落ち着いた表情と笑顔の遺影の見本(架空の人物)

遺影館なら、お手元の写真を選ぶと、遺影の仕上がりを前もって確かめられます。表情を選ぶときは、ご家族で見比べると決めやすくなります。ご本人が元気なうちに、一緒に見ながら決めておく方もいます。

まとめ

  • 遺影とは、葬儀の祭壇に飾り、その後も家族が手を合わせる、故人の写真のこと
  • 祭壇用の遺影は通夜の前までに必要で、写真はお顔が大きくはっきり写ったものを選ぶ
  • 祭壇用は四つ切、手元用はL判がよく使われ、額縁や背景・服装に決まりはない
  • 飾る期間にも決まりはなく、処分しても失礼にはあたらないと考えられている
  • 宗派や地域で違うことは、お寺や葬儀社に確かめると安心

よくあるご質問

遺影の読み方は何ですか?

「いえい」と読みます。故人の姿を写した写真のことで、「遺影写真」と呼ぶこともあります。

遺影はいつまでに用意すればよいですか?

祭壇に飾る遺影は、通夜が始まる前までに必要です。葬儀社に、写真を渡す締め切りを早めに聞いておくと安心です。

遺影は普段の写真から作ってもよいですか?

はい。遺影に使う写真に決まりはなく、スマホで撮った写真や旅行先のスナップから作るのが一般的です。お顔が大きくはっきり写った写真が向いています。

遺影は葬儀の後、どうしますか?

四十九日までは自宅の後飾り祭壇に飾り、その後は仏壇のそばやリビングの棚などに飾る方が多いようです。飾り方に厳しい決まりはありません。

生前に遺影を用意してもよいですか?

問題ありません。縁起が悪いという言い伝えを気にする方もいますが、決まりではありません。ご本人が気に入った写真を選んでおくと、ご家族が迷わずにすみます。

遺影を処分してもよいですか?

処分しても失礼にはあたらないと考えられています。気持ちの区切りがつく方法を選んでください。お焚き上げを頼む方法もあります。

お手元の写真で確かめてみる

お写真を選ぶと、遺影の仕上がりをこの場でお作りします。

お顔が大きく、はっきり写った写真ほど、きれいに仕上がります。AIで丁寧に仕上げます。ご本人らしさは、お支払いの前に仕上がりでご確認ください。

ここに写真をアップロード

仕上がりの確認は無料。ご確認のうえ、5種類まとめて3,000円(税込)

写真データのお渡しです(印刷・額縁は含みません)

受け取りはこの場で。事前登録不要。仕上がりにご満足いただいた場合のみ、お支払い。

無料でお作りできるのは1日2回まで。それ以降は、先にお支払いいただいてからお作りします。

お支払い後の返品・返金はお受けしておりません。データが受け取れない等の不具合がある場合は、再送または全額返金で対応いたします。